昨年は何時も車にNinjaを乗せていたのですが、今年は5月、自宅で土星を見た時に家にしまい込んでしました。
で、次週末は原村ということで、3ヶ月ぶりに車に乗せました。
乗せる前に毎年恒例の「原村行く前の鏡洗浄」を行いました。双望会とかは平気なんですが、原村って鏡を覗き込む人が多いですので・・・・・・
今年は機材も出していたので、Ninja全体の水洗も行いました。Ninjaボディの洗浄は購入後初めてです(ぬれぞうきんで拭いたことはあります)。
問題ないところは、水を付けてゴシゴシ、少し問題があるところは濡れぞうきんで洗浄です。
主鏡の洗浄だけ写真を撮りました。
前、マンションに住んでいた時はお風呂場まで持って行って大変だったのですが、家を買ってからはウッドデッキで行えるので楽ちんです。なら、良く洗えよ・・って感じですが、実は頻繁に洗浄しない方が鏡の劣化は遅くなると思っています(致命的な汚れの時は直ぐ洗浄しましょう)。
主鏡収納部の、周りのFRPを外します。
巨大な鏡が出てきました・・・・が、慣れてしまってなんだか小さく感じます。75cm位のが欲しい・・・・
前洗浄したのは何時だっけ?昨年の原村の時は洗浄したのですが、洗浄直後、鏡の真ん中に汗をたらし跡ができ、でもその跡がないので半年前くらいかな?こんなに埃が積もっています。まあ、これだけ積もっても見え味は殆ど落ちていないと思います。
主鏡支持セルから外しました。Ninjaって50cmでも9点支持です。これで十分だとのこと。
せっかくなので三角板の裏をお見せします。左側が鏡側。左のメッシュ状のは主鏡保持ベルト、右がグラスファイバーです。こんな丸っこい点みたいなもので支持されているだけです。良く壊れないと感動ものです。
これが裏側(外側)。Ninja-500には、押しネジ-引きネジがありません。これが3点あるだけです。
光軸を直す時は、周りの六角ナットを緩め、六角レンチを使って中のネジをねじ込んだり(オス)、引っ込めたり(ヒク)します。光軸が直ったら周りの六角ナットを締め付け固定です。ただし、六角ナットを締め付けるときに、中のネジが動き光軸がずれる時があるので、中のネジを動かして光軸調整する際も六角ナットの方もある程度しめた方が良いらしいです(横尾さん談)。
主鏡に思いっきり水を掛け、ゴミを飛ばします。当然ですが、主鏡は凹面なのでこの様に水が溜まります。水をもの凄くはじいて撥水性抜群です。メッキに使われているアルミニウムにはこんな撥水性はないと思うので、劣化防止コーティングの性だと思います。
中性洗剤をたらします。
新品の大きな脱脂綿を乗せ、押さえつけないように動かします。少し動かして裏返すなどして常に新しい面で動かします。綿に付いたゴミで鏡面を傷付けないようにします。
軽く撫でるように動かしたら、水で洗い、再度洗剤を垂らして脱脂綿を乗せ、今度はほんの少しだけ力を掛けて洗います。そして水洗です。
また洗剤を垂らし、今度は指面で洗います。当然ですが指先は予め良く洗っておきます。指先は敏感なので、少しでも汚れが付いている(埃以外)と異物がある様に感じることがあります。こういうときはそこをゴシゴシ指で洗います。今回はありませんでした。
写真ではカメラ撮影のため左手で行っていますが、右利きなので右手で行います。
指で洗い終えました。
水で良く洗います。マットを使って少し傾けました。撥水性のコーティングですが、この様に剥がれることはありません。
今までは水道水を使いましたが、最後に精製水を振りかけます。500mLあれば十分です。
水滴が付いていますが綺麗になりました。
水道水だとその中に僅かですが含まれるナトリウム、カリウム、カルシウム、塩化物イオン等が出てきて跡が残ります。精製水だとこの様なものがないので、水滴が残っていても何も残りません。
そのままだと空気中の埃やゴミなどが落ちてくるのでカバーを被せます。虫などとまったら最悪です。
ちなみにゴミ箱の蓋です。切れ込み加工を行っています。
凄く綺麗になりました。チリひとつ落ちていません。
完璧な青空ではなかったのですが、反射する太陽光が眩しいです。
短焦点なら危険なのですが、2m25cmあるし結構平気・・・・と思っていたら・・・・・・
外壁が大変なことになるところでした。。。。。このあと少し動かしました。
さて、ピカピカになったNinja-500を車に積み込みました。黒いボディには沢山の傷がありますが。
あと、萌えシールですが、あれはタフです。びくともしませんでした。
このあと怖いのが、忘れ物。特に全部下ろした後は危険です。Ninja本体は忘れませんが・・・・
特に危険なのが
脚立・・・・此がないと30度以上高い空が見えません。
アイピース
鉛インゴット
星図などの参考書
当日忘れそうなもの
カメラ、双眼鏡、太陽望遠鏡、iPad、財布、布団
危険は色々あります。